ネジやボルトは振動や温度変化などでどうしても緩んでしまいます。緩まないように固定したいところですが、そうするとメンテナンスなどで外すことができなくなってしまいます。
ネジやボルトが緩まないようにするファスニング(もの同士をくっつけること)は、どんな工業製品にもかかせない技術です。
プレコート加工とは
ねじ山に接着剤を塗ってからネジを締めることで、ネジが緩まないようになります。しかし、現場でネジに接着剤を塗るのはとても効率が悪いため、予めねじ山に接着剤を塗っておく加工方法をプレコート加工といいます。
プレコートネジ・ボルトを使用することで現場での作業効率が20%アップし、大幅なコスト削減につながります。
ネジの緩みを止める!
ネジが緩まず、作業効率もアップ!
プレコートは、ねじ部にあらかじめべたつかない接着剤を塗布して使用しています。ねじ部に接着剤が塗布されているので、今まで通りねじを締めるだけでネジをロック(固定)することが可能です。
プレコート加工の種類
固着式緩み止め
有機溶剤系
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固着力が強い! 有機溶剤系のプレコート加工は、コストダウンが可能、納期が早い、固着力が強い、対応温度が幅広いといった特徴があります。 有機溶剤系の詳細 |
水溶性
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環境にやさしい水溶性 水溶性のプレコート加工は、繰り返しの使用が可能、環境にやさしいなどの特徴があり、リーチ規制にも対応しています。 水溶性の詳細 |
調整用繰り返し利用タイプ(ナイロン樹脂系)
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何度でも調整できる 一度留めて終わりではなく何度でも繰り返し利用できるタイプのプレコート加工です。環境にやさしく、リーチ規制にも対応しています。 調整用繰り返し利用タイプの詳細 |
シール用
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液体、気体を漏らさない! シール機能があり、ネジ部分から気体や液体が漏れません。3~5回程度繰り返し使えます。 シール用の詳細 |
その他の効果
プレコート加工には他にもイイ効果があります。トルク係数の高い材料に対し潤滑効果があるため焼き付けなどを低減することができます。
条件により再使用や繰り返し増し締めなども対応できます。
プレコート加工できるもの・できないもの
プレコート加工できるもの
ねじ・ボルト全般
プレコート加工できないもの
樹脂製品(一部の材料は可能)
メリット・デメリット
メリット
作業効率が高い
デメリット
マイクロカプセルを使ったプレコート加工のネジには使用期限がある。
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TEL:0566-98-8854
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担当 中村